こんにちは!
最近、「スーパーの刺身容器のフタがラップになった」「コンビニ商品のパッケージが白黒になった」「プラスチック容器が紙素材へ変更された」そんなニュースを目にする機会が増えてきました。
背景にあるのが“ナフサ不足”です。
日本経済新聞では、「複雑すぎるナフサ流通 供給不安で『ホルムズ・インフレ』」という記事が掲載され、食品包装業界にも大きな影響が出始めていることが紹介されていました。
今回は、このナフサ不足とは何なのか、そしてお弁当・テイクアウト事業者が今後考えておくべきポイントについて解説します。
そもそも「ナフサ」とは?
ナフサとは、原油を精製する際に取り出される成分のひとつです。
このナフサは、
・プラスチック容器
・フィルム
・食品トレー
・包装資材
・印刷インク
・洗剤
・合成ゴム
など、私たちの生活に欠かせない製品の“原料”となっています。
つまり、食品包装業界にとっては非常に重要な存在です。
日本ではナフサの多くを輸入に頼っており、特に中東地域への依存度が高いことから、中東情勢の悪化が大きな影響を与えています。
なぜ、モノ不足が起きるのか?
今回の問題が複雑なのは「全体量としては存在しているのに、現場に届かない」という点です。
その背景には、“複雑すぎる流通構造”があります。
ナフサは、
川上 基礎化学メーカー
↓
川中 フィルム・シート・樹脂などの中間素材メーカー
↓
川下 食品トレー・弁当容器・包装資材メーカー
という長い流れを経て、最終製品になります。
問題は、この途中で“目詰まり”が起きることです。
「手に入らなくなるかもしれない」が連鎖する
例えば、中東情勢の悪化で供給不安が高まると、上流メーカーは将来に備えて供給を絞ります。
すると、中間業者は「今のうちに確保しておかないと危ない」と考え、在庫を抱え込み始めます。
その結果、最終的に弁当容器や食品包装を作る会社へ原料が届きにくくなります。
これが、現在問題となっている“目詰まり”です。
さらに、
・原油高
・円安
・物流費高騰
なども重なり、価格上昇が加速しています。
この現象は「ホルムズ・インフレ」とも呼ばれ、私たちの生活にも徐々に影響が出始めています。
実際に店頭で起きている変化
最近では、
・刺身容器のフタをプラからラップへ変更
・サンドイッチ包装のロゴを白黒化
・プラスチック容器を紙へ変更
など、消費者が見ても分かる変化が増えてきました。
これまでは「包装資材不足」と言われても実感しにくい部分がありました。
しかし今は “店頭の見た目”として変化が現れています。
つまり、包装資材問題は、もはや業界内だけの話ではなくなっているのです。
お弁当・テイクアウト事業者が考えるべきこと
では、今後お弁当やテイクアウトを展開する事業者は、どのようなことを考えておくべきなのでしょうか。
① 「いつもの容器が入らない」を前提にする
まず重要なのは“安定供給は当たり前ではない”という認識です。
これまで普通に仕入れられていた容器でも、
・納期遅延
・欠品
・値上げ
・廃番
などが起こる可能性があります。
特に、
・特殊印刷
・フルカラー仕様
・特注サイズ
・海外原料依存の商品
は影響を受けやすい傾向があります。
今後は「この容器しか使えない」ではなく“代替案を持っておく”ことが重要になります。
② 「高級感」だけでなく「供給安定性」も重要
もちろん、パッケージは商品の魅力を伝える大切な要素です。
しかし今後は、
・安定供給
・汎用性
・納期対応
・在庫リスク
も含めて考える必要があります。
実際、大手スーパーやコンビニもデザイン性より、“商品供給を止めないこと”を優先し始めています。
これは中小規模の飲食店でも無関係ではありません。
③ 紙素材・シンプル包装への注目
今後は、
・紙容器
・単色印刷
・シンプルデザイン
・汎用容器
などへの注目がさらに高まる可能性があります。
特に紙容器は、
・SDGs対応
・脱プラスチック
・ナチュラル感
・和の高級感
とも相性が良く、近年需要が拡大しています。
シンプルな包装はコスト面だけでなく「商品そのものを引き立てる」というメリットもあります。
包装は“経営戦略”の時代へ
これまでは、包装資材は「必要だから買うもの」でした。
しかしこれからは、
・原材料高騰
・世界情勢
・物流問題
・SDGs
・供給リスク
を踏まえながら“どう包むか”を考える時代になっています。
特にテイクアウトやデリバリーを展開する企業にとって、容器は単なる入れ物ではありません。
商品の価値やブランドイメージにも直結する重要な存在です。
包装に悩んだら、ぜひ気軽にご相談ください
九州パール紙工では、
・食品包装資材
・弁当容器
・折箱
・高級紙重箱
・小ロット対応
・オリジナルパッケージ
など、お客様のニーズに合わせた提案を行っています。
「今使っている容器が入りにくくなった」
「代替容器を探したい」
「コストや供給面も含めて相談したい」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。
包装を取り巻く環境が大きく変化する今だからこそ、お客様と一緒に最適な形を考えていきたいと思っています。
九州パール紙工 お箱やさんのお問い合わせ・購入はこちらから
