こんにちは!
このたび、小城市の情報誌 おぎなうの「商工会と未来を拓く」のコーナーにて、弊社の取り組みが紹介されました。
地元・牛津町から全国へ、お弁当容器や折箱など食品用紙器を届ける弊社の想いや、取り組みの裏側をご紹介いただきました。
今回は、その記事の内容をブログでもご紹介させていただきます。
食文化を支える紙器づくり
私たち九州パール紙工は、食品用紙製折箱・容器を製造・販売する会社です。
ホテルや料亭、飲食チェーン店など、全国各地の「食」を支える現場でご愛用いただいており、その信頼と実績を積み重ねてきました。
本社のある佐賀県小城市牛津町を拠点に、九州各県と山口県に13の営業所を展開。
ご注文の規模を問わず、一貫した生産体制で対応しています。
特に私たちが大切にしているのは、「お客様のニーズに応える柔軟な対応力」
さまざまなデザイン、サイズ、形状などに対応しながらも、スピーディーな納品を実現しています。
長年の課題だった“機械化”への挑戦
そんな中、私たちが抱えていた大きな課題がありました。
それは「容器原料に溝を掘る工程での刃物調整の非効率さ」です。
この工程では、容器のデザインや仕様に応じて、溝の深さや角度を微調整する必要があります。
しかし、従来は職人の経験と感覚に頼る作業で、場合によっては3〜4時間もかかることがありました。
「もっと効率化したい」という思いはありましたが、必要な機械は非常に高価。
なかなか導入に踏み切れない状況が続いていました。
商工会とともに補助金申請に挑戦!
そんなある日、「佐賀型次世代ものづくり投資促進事業費補助金」という制度を佐賀県のホームページで発見。
申請締切まではわずか1か月と、かなりタイトなスケジュールでしたが、藁にもすがる思いで小城市商工会に相談しました。
すると、商工会の経営指導員の方が親身に対応してくださり、事業計画書の作成や申請手続きに必要な資料づくりなど、丁寧にサポートしてくださいました。
そのおかげで、無事に申請を行うことができ、結果、採択を受けることができました。
機械導入による大きな変化
補助金を活用して導入した新しい機械により、これまで数時間かかっていた刃物調整の工程は、わずか20分程度に短縮。
さらに、一度設定を行えば、誰でもボタンひとつで多種多様な容器が作れるようになり、納期の短縮だけでなく、作業の標準化・平準化にもつながりました。
この変化により、これまで「納期が厳しいから」と断っていた案件にも柔軟に対応できるようになり、自社ECサイト「お箱やさん」での受注も拡大しています。
働き方改革とデジタル化も加速
機械化が進んだことで、スタッフの負担軽減や作業の効率化が実現し、働き方改革にもつながりました。
さらに、デジタル技術の活用も加速し、業務の幅が広がっています。
「機械を導入できたのは、商工会の手厚い支援があったからこそ。的確な助言がなければ、ここまでのスピードで進めることはできませんでした」と、弊社の常務・皆良田も笑顔で語っております。
地域とともに、未来へ
今回の商工会報での紹介を通じて、地域の中小企業が補助金や支援制度を活用しながら、新たな一歩を踏み出していることを、多くの方に知っていただけたら嬉しく思います。
私たち九州パール紙工は、これからも食文化を支える紙器づくりを通して、お客様と地域に貢献し続けてまいります。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!
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